Moscow Kursky Station
モスクワ クルスク駅 Курский вокзал
クルスク駅の前身は、ニジニ・ノフゴロド駅で、1861年に開設された。その場所は、ニジニ・ノフゴロド街に面したところで、モスクワの市街地の外側に位置していた。1894年にはニジニ・ノフゴロド鉄道は、モスクワ・クルスク鉄道、ムロム鉄道と合併して、モスクワでの駅を市街部に移す計画が立ち上がった。1896年に、現在地に移転し、クルスク・ニジニ・ノフゴロド駅と改称され、レニングラード駅ともつながって旅客列車の直通運転のルートともなった。ニジニ・ノフゴロド旧駅は荷物専用の駅とし活用されることになった。1892年、チャリャビンスクから東へ建設の始まったシベリア鉄道のモスクワでの発着駅は長く、クルスク駅が担っていたが、ロシア革命後は、ルート変更により、ヤロスラヴリ駅にその役目を譲ることになった。
1972年には、新しい駅舎が完成し、古い建物は一部は残されたものの、近代的な外観の駅舎に生まれ変わった。