Schönbrunn Witkowitz
ショーンブルン・ヴィトコビッツ
ドイツ
ズデーテン地方
ポーランド
フルチーン地方
1939年の国境線
スフィノフは、ズデーテン地域の一角としてドイツに併合された。
1939年時刻表
国境のマークが目立っている。
Wien
ウィーンからの皇帝フェルディナント北部鉄道(k.k.priv Kaiser Ferdinands Nord-Bahn)が、1847年5月1日、オーデルベルク(Oderberg)まで開通したときに、ショーンブルン(Schönbrunn)駅が開業した。1885年12月17日には、オーストリア・シュレジア地方の中心地、トロッパウ(Troppau, Opava)への支線が開通し、1895年には駅舎の改築が行われた。その駅舎を残しつつ近代化改築を行ったのが現在の駅舎である。オーストリアが戦争に負け、1918年にチェコスロバキアが誕生、その新しい国の鉄道となって、駅名はスフィノフ(Svinov)となった。1938年10月、ナチによるチェコスロバキア解体の第一歩となるズデーテン地方の併合が行われ、ここ、スフィノフは併合地域のドイツ国鉄の管理となり、再びドイツ語のショーンブル・ヴィトコビッツ駅となった。オーデル川の対岸、オストラバはチェコスロバキアに残ったが、1939年3月、チェコはベーメン・メーレン保護領となり実質的にドイツに併合された。この頃、アナベルク(ハウプキ)からスフィノフと運転されるドイツの列車のなかには、ボグミンとオストラバを通過するパスポート不要列車が運転されていた。