<蔚山>
朝鮮中央鉄道の狭軌路線として、仏国寺―蔚山間が1921(大正10)年10月25日に開業した。1923(大正12)年には、朝鮮鉄道に買収され、朝鮮鉄道慶東線となり、1928(昭和3)年には国鉄に買収され、(鮮鉄)東海中部線となった。(鮮鉄)東海南部線が釜山鎮から蔚山まで開業した1935(昭和10)年12月16日、蔚山駅は移設された。1936(昭和11)年12月1日、蔚山―慶州間が改軌され、東海南部線に編入されることになった。
戦争が激しくなってきた1943(昭和18)年、山口県油谷との間に油蔚航路が計画され、蔚山港の建設が始まった。しかし、その航路開設は戦争終結までには間に合わなかった。
初代蔚山駅は二代目の蔚山駅から西へ約1.3kmの場所に存在した。釜山鎮方面の線路(跡)が南に曲る地点から、そのまま直線で西に延びる道路があり、これが旧線跡だと思われる。この道路は蔚山市街の中心部に向っており、その沿線は市場として賑わっていた。旧蔚山駅は、この道路の終点地点に在ったと思われる。その地点は市街部の一地点として鐵道時代の遺物はなにもなかったが、他の道路との接近の仕方に駅跡を思わせる点があった。
(1990.12.25)
その2代目駅も 1992年8月20日にルート変更により移転し3代目蔚山駅にとってかわられた。2010年にはKTXの開通により、新駅に四代目蔚山駅の名前を譲り、太和江駅と改称された。