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吉林西 
黄旗屯
 
 
吉林
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シベリア鉄道
朝鮮北部・浦塩経由
撫順
1929(昭和4)年5月、吉海鉄路は、ここ吉林総站を基点として、朝陽鎮までの174.1km の路線を開業し、1929年8月には、吉長鉄路の吉林站付近までの延長線を開業している。
朝陽鎮では、1927(昭和2)年に奉天から朝陽鎮までの路線を開業していた奉海鉄路と連絡して、京奉鉄路ともつながり、満鉄平行鉄道の東大幹線を形成することになり、1930(昭和5)年には、吉林‐北平間の急行列車の運転が開始された。しかし、1932年、満州国が設立され、領地内の鉄道は接収されて満州国鉄となり、路線名は瀋海鉄路・吉海鉄路が統合されて、満州国鉄奉吉線となった。
 
吉林黄旗屯站の駅舎は1928年に待合室部分が完成し、塔の部分が1930年に完成して現在の形となった。設計者は当時東北大学建築学部の教員であった林徽因で、津浦鉄路の済南站を参考にして設計され、吉海鉄路の駅舎建築のうちもっとも意匠にこった設計になっている。現在は吉林省の省級重点文化財保護単位に認定されている。
駅名は吉林総站から黄旗屯に変わり、1985年からは吉林西站となっている。2011年に旅客営業を終了した。。
瀋海鉄路では、1・2等寝台車を2両、吉海鉄路では、1・2等寝台車を2両、1等展望車を1両を配置しており、吉林ー北京間の直通急行に使われていた。
下右:昭和9年時刻表、満州国建国で直通急行は山海関ー吉林間となっている。下左:吉海鉄路の1等展望車 続大陸の鉄輪 20-U より
満州路線図
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吉林西站 (2017年10月訪問)
津浦鉄道済南站の駅舎の意匠を参考にして1930年に完成した。
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欧州大陸
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