ワルシャワ・コヴェル駅は、ヴィスワ川鉄道(Привислинская железная дорога, Priwislinskaja Zeleznyje Draga,
PZD)によって建設された ロシア広軌による ムワバ(Mlawa) - コヴェル(Kowel)間の鉄道のワルシャワの駅として1876年に開設された。ムワバでは、プロイセンの鉄道網に連絡し、マリエンブルク、ダンチヒ方面に連絡していた。1896年にはヴィスワ川鉄道は ワルシャワ・テレスポル鉄道に合併されている。1915年にはロシアのワルシャワからの撤退にともない、ゲージは標準軌に改められ、長距離列車はワルシャワ・ウィーン駅に乗り入れるようになった。戦後、ポーランドの独立により、1918年からはワルシャワ・グダンスク駅と改名されたが、長距離列車の始発駅は、中央駅(ウィーン駅から改称)となった。列車運転経路もドイチェ・イラウが、ドイツに留まったため、ポーランド国内のみを通過するラスコビッチェ経由がメインルートに変わっている。