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ハーロウトン, Harlowton
Milwaukee Road's Electrified lines
ミルウォーキー鉄道の大平洋延長線計画でまさにその計画線上にあったのがモンタナ鉄道(Montana Railroad)であった。この鉄道はノーザンパシフィック鉄道ヘレナ線上のロンバード(Lombard,MT)からハーロウトン(Harlowton,MT)を経由してルイスタウン(Lewistown,MT)に至るもので、1900年に開通していた。この区間を吸収してシアトル・タコマまでの大平洋延長線が全通したのは1909年、1912年には大陸横断急行オリンピアン(Olympian)の運転が開始された。しかしこの区間の冬期の気候は極寒そのもので、蒸気機関車に供給する水の凍結が問題となり、より安定した列車の運転には電気運転が適していると判断された。1915年11月30日スリーフォルクス(Three Forks ,MT)からディアロッジ(Deer Lodge,MT)まで112マイルで電気運転が開始され、翌年ハーロウトン(Harlowton,MT)からエイブリ(Avery,ID)までの440マイルの電化が完成した。
ハーロウトンは電蒸(電燃)接続駅として全ての列車が停車して機関車の交換をしていた。停車場構内には扇形庫や広い操車場の設備を持ち、現在も旅客駅設備や操車場跡地が残っている。また、ハーロウトンの街によってEF1型電気機関車が保存されている。この機関車は1949年から1974年までハーロウトン停車場構内で入れ換え作業を担当していた機関車である。
ミルウォーキー鉄道
モンタナ州
北米大陸
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左:Harlowton駅跡 (1994年訪問)
地図:USGS 1:24,000 1986年
時刻表: 1910年 Montana Rd (Chicago, Milwaukee & Puget Sound Ry)
Minneapolis
電化区間
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