Port Author CP, Thunder bay

スペリオル湖地区の工事の起点として、ポートアーサー(Port Arthur)からウィニペグ(Winnipeg)に向けて鉄道建設が始まり、1882年に線路がつながった。サドバリー(Sadbury)方面へも1885年には線路がつながり、カナディアンパシフィック鉄道の大陸横断線の途中駅とはなった。
スペリオル湖を通じて五大湖への水運は安価な大量輸送手段として貨物輸送の需要は多く、ポートアーサーにはカナディアンパシフィック鉄道、カナダ国鉄の両社の桟橋ドックが作られていた。カナディアンパシフィック鉄道では、晩年はフォートウィリアムに拠点が移ったが、当初はポートアーサーで連絡をとっていた。カナダ国鉄はずっとポートアーサーを拠点として水陸連絡をとっており、カナダ国鉄系列の船会社ノーザンナビゲーション(Northern Navigation Co.)は、カナダ国鉄桟橋に発着し、カナダ国鉄線のほかカナディアンパシフィック鉄道線への乗り換えも便利であった。
なお、ＣＰ駅は1974年4月12日、カナディアン号の発車をもって駅としての使命を終え、現在は残っていない。