Port Author,Thunder Bay,ON
ポート・アーサーCN駅
Canadian National Station
カナディアン・ノーザン鉄道は、1901年12月末にウィニペグ - ポートアーサー間の路線を完成させて、翌1902年初めより列車の運転を開始した。マニトバ州、アルバータ州からの生産穀物を主たる貨物とし、ここポートアーサーで五大湖水運と連絡して、北米東部と連絡運輸を行ったのである。1915年には、東はモントリオール、西はバンクーバーへの路線の延長が完成し、カナダで2番目の大陸横断鉄道となった。しかし、第一次世界大戦後の景気低迷の影響を受け、経営破綻、カナダ国鉄に買収されることになった。
グランド トランク パシフィック鉄道のカナダ国鉄への編入により、そのスペリオル湖支線の列車も1924年から当駅を利用することとなり、グランドトランク系列の湖水連絡ルートを担っていたノーザンナビゲーション(Northern Navigation Co.)の汽船も本拠地をポートアーサーに移した。連絡船に合わせて運転されていたボートトレインは旧GTP線経由でウィニペグとポートアーサーを結んでいた。