Salt Lake City DRG

<リオグランデ駅 (Denver & Rio Grande Station)>
ユタ州ではデンバー・リオグランデウエスタン鉄道(Denver & Rio Grande Western Railway)によってオグデン - ソルトレークシティー - グランドジャンクション間の狭軌(914mm)の路線(1890年には標準軌化）が 1883年に開設され、コロラド州側のデンバー・リオグランデ鉄道と接続された。ユタ州側の D&RGW は1889年、リオグランデウエスタン鉄道(Rio Grande Western Railway)となり、1908年にはD&RG に統合されたが、経営難を期間を経て、1920年からデンバー・リオグランデウエスタン鉄道(Denver & Rio Grande Western Railroad)となった。また、D&RG の出資を受けてウェスタンパシフィック鉄道(Western Pacific Railroad)が 1909年、ソルトレークシティー - オークランド間の路線を開業し、1910年にD&RGW と WP の共同使用駅として新駅舎が完成した。”カリフォルニア･ゼファー号”はこの駅を使っていた。1970年アムトラック移管の際、D&RGWの路線のみ(Denver - Salt Lake City - Ogden) で、リオグランデ・ゼファー(Rio Grande Zephyr)の運転が始まり、1983年まで当駅発着で運転されれた。その間、アムトラックでは、シカゴ‐サンフランシスコ間の列車はサンフランシスコ・ゼファー号となり、デンバー以東がBN線経由、デンバー以西が UP-SP 線経由となっていた。1883年からは、デンバー以西は、DRGW - WP -(Winnemucca)- SP となって、1986年から1999年までこの駅に発着していた。その間も駅舎の大部分は歴史博物館として公開されていた。1999年に１ブロック西に新駅(Salt Lake City Intermodal Hub)が完成して、鉄道駅としての使命は終わった。（1992年訪問）