Philadelphia
ウィルミントン ペンシルバニア鉄道駅
フィラデルフィア・ウィルミントン・ボルチモア鉄道は1838年にこれらの都市と結ぶ鉄道として開通し、1856年には、デラウェア州でも産業が発展していた
ウィルミントン から 州都のドーバーへの支線を開通させた。1872年には、ボルチモア・ポトマック鉄道が ボルチモアから先に国都の ワシントンDC
への路線を完成させ、フィラデルフィア・ボルチモア・ワシントン鉄道 (Philadelphia, Baltimore & Washington Railroad)として、ペンシルバニア鉄道傘下の鉄道会社となった。
ウィルミントンでは河川水運と陸運、産業の接点であった、ダウンタウン区間での線路の高架化の完成とともに立て替えられたのが、現存のウィルミントン駅舎で、1908年の完成である。3面4線の高架駅で、高架下1階部分とホーム両脇が駅舎になっておりにレンガの建物が建っている。
ウィルミントン駅 1997年8月撮影
北側(市内出入り口側) 右上:高架上のホームと近郊電車 右下:南側
ウィルミントン駅 B&O旧駅舎 1997年8月撮影
ウィルミントン ボルチモア・オハイオ鉄道駅
ウィルミントン・ウェスタン鉄道の駅が、ペンシルバニア鉄道駅のすぐ近くにあった。1872年に開通した
W&W の路線はわずかに18マイル、ウィルミントン=ランデンバーグ間の鉄道であった。 1886年、これをボルチモア・オハイオ鉄道 が継承し、ボルチモア=フィラデルフィア
間の本線が開通した 同年、主要駅は市街の北部 デラウェア街 におかれることになった。しかし、その後もダウンタウンにあったこの駅は 1888年に建て替えられ、主としてランデンバーグへの列車が発着していた。また、本線との接続地点は、本線列車との連絡のためにルート変更が行われ
エルスマー・ジャンクション (Elsmere Junc.) が設けられ、1898年に レディング鉄道 (Reading & Philadelphia Railroad) の傘下になる
ウィルミントン・ノーザン鉄道 (Wilmington & Northern Railroad) が、レディングからの路線を ウィルミントンまで開通させたとき、その
エルスマー・ジャンクション で、B&Oの路線に接続させ、デラウェア街の B&O駅を使用していた。
Penn駅
B&O駅