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ボルチモア・オハイオ鉄道も、ペンシルバニア鉄道も、ニューヨーク方面からボルチモアに乗り入れるのに使っていた鉄道が フィラデルフィア・ウィルミントン・ボルチモア鉄道 (Philadelphia, Wilmington & Baltimore RR) で、1838年に、それらの都市間の結ぶ鉄道として開通している。しかし、ペンシルバニア鉄道は、PW&B の株式を買い集め 1884年 には会社をコントロール下においたので、ボルチモア・オハイオ鉄道は、別の路線を建設することになった。フィラデルフィアの 24th&Chestnut Street 駅では、フィラデルフィア・レディング鉄道 (Philadelphia & Reading Railway) と連絡し、ここから同鉄道に乗り入れ、ニュージャージー州の バウンド・ブロック (Bound Brook,NJ) で、ニュージャージー中央鉄道 (Central Railroad of New Jersey) に連絡し、同鉄道を使ってマンハッタンの対岸、ジャージーシティー (Jersey City, NJ) に到るルートを完成させた。1886年に開通したこのルートは ローヤル・ブルー・ライン (Royal Blue Line) と呼ばれ、3社乗り入れの大動脈であった。
Baltimore
Baltimore, MD ボルティモア
Mt. Royal Station
マウント・ロイヤル駅
メリーランド州
開通当初の ボルチモアでのターミナルは、カントン (Canton) に設けられ、ワシントンDC 方面との連絡は ロクスト・ポイント操車場 (Locst Point Yard) との間でフェリーに頼っていた。このフェリー連絡の不便さをを解消するために計画されたのが、ボルチモア・ベルトライン (Baltimore Belt Line) で、市街の東から来た路線は北に回り、南北のトンネルを経て カムデン駅 に結ぶもので、1895年5月1日に完成した。市街の北に位置する ペンシルバニア鉄道のユニオン駅の近くの ボルチモア・ベルト・ライン上にも駅が設けられ、ランドマークである時計塔をもったこの駅舎が 1896年9月1日 に完成して、マウント・ロイヤル駅 (Mount Royal Station) と命名された。
ボルチモア・オハイオ鉄道は、3社連絡の ローヤル・ブルー・ライン の同区間 ワシントンDC=ニューヨークを結ぶライバル路線のペンシルバニア鉄道に対抗して、新型機関車を入れるなどして所要時間の短縮や設備改善を行ってきたが、1947年9月28日のディーゼル化以降は大きな改善は行わず、1958年4月26日をもって、旅客営業を撤退した。マウント・ロイヤル駅は、その後も、ボルチモア・オハイオ鉄道のターミナル駅として活躍を続けたが、1961年4月に営業を廃止した。駅構内の線路には現在も貨物列車が走っているが、旧駅舎は Maryland Institute College が使用している。
マウント・ロイヤル駅
左:1997年撮影 右:絵葉書 下:1936年時刻表
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ボルティモア鉄道路線1931年地図
Impossible Chalenge II
by Herbert H.Harwood, Jr.
Philadelphia
Baltimore Camden
Baltimore
Mt.Clare
Camden
Mt.Royal
Union
President St.
Calvert
Hillen
North Ave.
Baltimore & Ohio
北米大陸
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