Baltimore, MD ボルティモア
Union Station
ユニオン駅
ボルチモア・ポトマック鉄道 (Baltimore & Potmac Railroad) は、ボルチモアとワシントンDC を結ぶ鉄道として、1861年から建設が開始されたがその進捗は遅かった。その頃、ボルチモア=ワシントンDC間は ボルチモア・オハイオ鉄道 が独占していたので、ペンシルバニア鉄道の列車も、B&Oの線路を借りて走っていた。両社の関係が悪化した 1867年、ペンシルバニア鉄道は B&P鉄道を買収して傘下におさめ、その建設を急がせた。1872年には、ボルチモア=ワシントンDC間の線路が開通し、最終的には、1873年6月29日、ウィンチェスター街地下のトンネル区間が開通して、ユニオン駅に乗り入れることが出来るようになった。
ユニオン駅は、ノーザン・セントラル鉄道の終着駅、カルバート街駅 (Calvert Street Station) の近くに建設され、北からのノーザン・セントラル鉄道、東からのフィラデルフィア・ウィルミントン・ボルチモア鉄道、南からのボルチモア・ポトマック鉄道のペンシルバニア鉄道系列3社とウェスタン・メリーランド鉄道が乗り入れる総合駅であった。
1873年に開業して、1886年には駅舎が建て替えられ、更に1911年には現存の駅舎に建てかえられた。アムトラックの時代になった今も鉄道駅として健在である。
ボルチモアユニオン駅 1911の建築 1997年8月撮影
ユニオン駅 1886年の建築 絵葉書
ユニオン駅 全景 絵葉書
ユニオン駅 内部 1997年8月撮影
ユニオン駅 を発車するアムトラックの列車 1997年8月撮影