Dworzec Terespolski, Warszawa
テレスポル駅(ワルシャワ)
1866年、ワルシャワ=テレスポル鉄道のワルシャワ側の起点駅として開設され、テレスポル駅(Dworzec Terespolski) またはブレスト駅((Dworzec
Brzesk) と呼ばれていた。鉄道路線はロシア広軌で建設され、1867年にテレスポル(Terespol)、1871年にブレスト(Brest)に到達し、モスクワ=ブレスト鉄道(Московско-Брестской
железной дорогой)と合併し、ワルシャワ=モスクワ間の列車が走るようになった。1920年のポーランド独立では、ソビエト連邦・ポーランド間の国境が、ネゴレロイエ(Niegoreloje)
と ストルプス(Stolps)の間に設定され、国境駅まで標準軌化されている。なお、国境の両駅間は2つのゲージの線路が敷かれていた。この時代のワルシャワ=モスクワ間のメインルートは、ビアリストック(Bialystok)〜バラノヴィッチ(Baranowicze)経由に変更されている。
1933年には市街を東西に結ぶ ワルシャワ直結線(Warszawskiej linii srednicowej) が開通し、駅名はワルシャワ東駅(Warszwa Wschodnia)に改称された。
第二次大戦後は、再びソ連・ポーランド国境が変更され、テレスポル・ブレスト間が国境となり、メインルートもブレスト経由に戻っている。
上左:テレスポル駅 Dworzec Terespolski (鉄道博物館展示)
上:ワルシャワ東駅(Warszawa Wschodnia) 北口には路面電車も発着する。 2012年8月
左: 1914年時刻表