クシュシュ駅は、スタルガルト・ポーゼン鉄道 (Stargard-Posener Eisenbahn) が、ベルリン・シュテッティン鉄道のスタルガルト駅から1846年に建設をはじめ、ポーゼンまで、1848年に開通させた路線の中間駅として開業した。さらに、クロス駅(Kreuz, Krzyz)を起点として、プロイセン東部鉄道が建設を開始し、1851年には、シュネイデミュール(Schneidemuhl, Pila)、1852年にはダンチヒに到達し、シュッテッティン(Stettin,Szczecin)経由でベルリンとの連絡を果たした。西へは、1857年にキュストリン(Kuesrin, Kostrzyn)、1867年にはベルリン東駅に路線を伸ばし、ベルリンと東プロイセンを結ぶ大動脈に発展して行った。ベルサイユ条約では、クロス駅から一つ目のドラウスキー駅との間にドイツ・ポーランド国境が定められ、スタルガルト・ポーゼン鉄道は、クロス駅で分断された運転形態となり、国境越え列車は1日2本と限られていた。
上:クシュシュ駅、北側、左上:南側、駅本屋立っているプラットフォームは広く、地下通路階段があるが今は使われていない。 2015年8月撮影
ドイツ
ポーランド
クロス駅
右:
時刻表 1935年ポーランド時刻表より、国境通過時期の時刻表
地図:1936年 10万分1地図より