パスコ Pasco, WA
NP線 タコマ・ポートランドの分岐点
ノーザンパシフィック鉄道は、1883年、モンタナ州ゴールドクリーク(Gold Creek, MT)で最後の犬釘を打って、ドゥルース - ポートランド - タコマ間の路線を完成させた。このとき、ワルーラ(Wallula)からポートランドまで、1882年に全通したオレゴン鉄道海運の路線を経由していた。
1887年には、パスコで分岐してヤキマに向かい、スタンピード峠を越えるNP線の新ルートが開通し、1891年からはポートランドに向かう列車も新ルートを経由するようになった。
1908年、NP, GN のグループ会社として、ノースバンク線(North Bank Route: Spokane, Portland & Seattel Railway)の パスコ - ポートランド間が開通、翌年、パスコ - スポケーン間も開通し、スポケーンでNP線、GN線と列車の乗り入れが始まった。ポートランド編成は、このノースバンク線でポートランドに発着するようになった。
Pasco
Wallula Jct.
上:パスコ駅 (1992年訪問)
下:1948年ワシントン州路線図
USGS 1:125,000 1917年
現在のWallula 付近はコロンビア川にダムが作られたため、広い面積が水没している。
1888年時刻表
スタンピード峠越えはまだ仮線で、OR&N線経由がいまだに主要ルートである。
SP&S