ヘレナ Helena,MT
グレートノーザン駅
Great Northern Depot
1887年、モンタナセントラル鉄道(Montana Central Railway)とセントポール・ミネアポリス・マニトバ鉄道(St.Paul, Minneapolis & Manitoba Railway)がグレートフォールズ(Great Falls, MT) において接続され、ヘレナへの路線は 1887年11月、ビュートへは1888年11月に開通した。MC鉄道もStPM&M鉄道もともに、James J. Hill の経営で、グレートフォールズでの水力発電、ヘレナ、ビュートでの金属鉱山の開発を狙った路線で、こちらの鉱工業開発路線の建設のあと、シアトルへの大陸横断線の延長工事がはじめられた。(1890年)
ヘレナでは、ノーザンパシフィック鉄道が1883年に駅を開設していたので、後発のモンタナセントラル鉄道は市街中心部まで行き止まり式の路線を伸ばして自社の駅を開設した。
1913年にはレンガ造りの駅舎に建て替えられ、1935年の地震で損傷を受けた時計塔が外されたが、1955年に鉄道駅としての使用が終わった。その後は1989年に解体されるまで、事務所として使用されていた。