<グレートノーザン駅 Great Northern Depot>
ミネソタ州のセントポールから西へ延びてきたグレートノーザン鉄道の前身のセントポール・ミネアポリス・マニトバ鉄道(St.Paul, Minneapolis, Manitoba Railway)が、グレートフォールズにおいてモンタナセントラル鉄道(Montana Central Railway)と連結されたのは1887年であった。1888年11月には線路はビュートまで到達し、グレートノーザンの西の事実上の終点がここビュートとなった。モンタナセントラル鉄道に沿ったモンタナ工業都市群は州都ヘレナを中心に、グレートフォールズに世界最大級の精錬所を持ち、また滝の水力による電力は遠くビュートに供給されていた。
ビュートのMC鉄道の駅は、はじめ、線路とアリゾナ街の交差点にあったようだが、1895年建造のビュート・アナコンダ・パシフィック鉄道(Butte, Anaconda & Pacific Railway)の駅を共同使用するようになり、1915年頃に再びアリゾナ街に自社の駅舎を建造して移っていった。
上:1994年訪問時は作業場になっていた。 左:絵葉書 右:1901年時刻表
下:1915年の地図には GN Depot が記載されている。
ビュート Butte,MT
グレートノーザン駅
Great Northern Depot