Trinidad, CO
トリニダード
Colorado Southern Station
デンバー ニューオリンズ鉄道(Denver & New Orleans Railroad) は、デンバーから南に路線を建設し、プエブロに 1882年に到達した。ここから南へは、デンバー テキサス フォートワース鉄道(Denver, Texas & Fort Worth Railroad)を作り、すでに1876年に開通していた デンバーリオグランデ鉄道(Denver & Rio Grande Railway) の狭軌線への乗入契約を締結し、第３レールを併設して、トリニダードへ進み、東のエメリーギャップで州境を越えて、フォルサム(Folsom,NM)付近で フォートワース デンバーシティー鉄道(Fort Worrth & Denver City Railroad) と連結された。1888年3月、南北幹線が完成である。しかし、もともと狭軌鉄道として作られ、第３レールを併設してデュアルゲージとした、プエブロ - トリニダード間の貧弱な路盤は、幹線としては不十分で、プエブロ - ワルセンバーグ間は 1911年、D&RG鉄道、CS鉄道共同で複線新線を建設、ワルセンバーグ - トリニダード間は1895年、別線を建設して輸送力の増強が図られた。
1890年、D&NO鉄道(Denver - Pueblo)、DT&FW鉄道(Pueblo - TX-line)、コロラドセントラル鉄道(Colorado Central Railroad)、シャイアン ノーザン鉄道(Cheyenne & Northern Railway) が合併、社名は ユニオンパシフィック デンバー ガルフ鉄道(Union Pacific, Denver & Gulf Railway)、南北縦貫の幹線鉄道となった。1899年のコロラドサザン鉄道に再編成され、1908年にはバーリントン鉄道の一員となって、有名な"テキサス ゼファー (Texas Zephyr)” が運転されるようになり、トリニダードにも停車していた。
トリニダード市街でループを描いて180度方向転換する線形だったCS線は、エルモロ(Elmoro,CO)付近での短絡線新設により市街を通らないルートに変更されたが、1927年築の駅舎は今でも残っている。
