Port Costa

セントラルパシフィック鉄道(Central Pacific Railroad)は、オークランドからサンフランシスコ湾岸に沿って、ポートコスタ(Port Coasta)、マーティネズ(Martinez)を経由して、（初代）ウェスタンパシフィック鉄道に接続した。1878年9月2日のことであった。最初の大陸横断鉄道のルートとなったＷＰ鉄道のアルモント峠(Almont Pass) での補助機関車の基地として作られたエリス(Ellis)を3マイル東に移動してトレイシー(Tracy)と名付けられた新しい街での接続となった。1879年、カリフォルニアパシフィック鉄道の買収と新線開通でベニシア(Benecia)とポートコスタは車載連絡船での船車連絡港駅となり、サンフランシスコとサクラメントを結ぶ列車の多くがこの区間を通るようになった。1930年になって橋が架けられ、連絡船は廃止され、この町も今は小さな町で往時の面影は、川辺に残る岸の突起くらいになってしまった。