哈爾浜 浜江橋
浜北橋(旧橋): 2017年10月訪問
新橋の完成で使われなくなったが、下層には線路、上層には道路が残っている。トーチカも残っている。
時刻表:昭和9年 馬船口への列車が載っている。
下:5万分1地形図 昭和10年測量
呼海鉄路は1925年に半官半民で建設が開始され、1928年12月に全通した。馬船口ー海倫 間 221kmの路線であった。沿線の穀物地帯を馬船口で松花江水運に接続する鉄道で、東清鉄道と利害が衝突、互いの接続駅は設けられなかった。満洲国設立後、1933年2月には満洲国鉄に接収され、呼海線となり、1934年1月には浜北橋が開通、新松浦駅が設けられ拉浜線と接続され、4月からは
新松浦 - 松浦 - 馬船口 間は支線の馬船口線となった。9月には、三(木果)樹 - 新松浦 間が拉浜線から浜北線に編入され、三(木果)樹 -北安
間が浜北線となった。馬船口駅は 1936年で廃止となり、その一部が浜洲線と浜北線の連絡線として使われるようになった。浜北橋は下層に鉄道、上層に道路の2層建てで、両岸には警備兵のトーチカが置かれていた。2016年、新橋梁の完成で線路は移された。