ウィニペグ Winnipeg,MB
カナディアンパシフィック駅
Canadian Pacific Station
CP駅(写真:1995年撮影、右:正面および待合室 絵葉書)
写真:1996年8月
カナディアンパシフィック鉄道が最初に建設を始めたのが、セント・ボニフェイス(St.Boniface)、ウィニペグのレッドリバーに対して丁度、対岸に当たる街である。ここから、南へ線路を建設し、米加国境のエマーソン(Emmerson)まで、1878年に開通させた。エマーソンでは、マニトバ鉄道(St.Paul, Minneapolis & Manitoba Railway)と連絡し、ミネソタ州セントポールへのルートを開いた。1880年にはレッドリバーの仮橋が完成して、ウィニペグに路線が乗り入れ、そこから西へ路線建設は進み,1881年までにはブランドン(Brandon)を越えた。東への路線はセント・ボニフェイスで分岐してポート・アーサー(Port Arthur)へ向かい、1883年に開通した。東西へ伸びていった鉄路は、1886年、モントリオールー - ポート・ムーディー間全線で開通し、カナダ初の大陸横断鉄道となった。
1882年に作られた煉瓦造りの駅舎は、1886年に火災にあい、少し異なる形で修復された。1905年には現存の駅舎が完成し、元の駅舎の場所には、カナディアンパシフィック鉄道直営のロイヤル・アレキサンドラ・ホテル(Royal Alexandra Hotel)が建設された。
旅客列車のVIAへの移管に伴い、大陸横断列車カナディアン号はCN線経由となり、1978年に駅としての使命を終えた。
1882年建造の駅舎
メイン街に設置され、1905年の駅舎建て替えで、アレキサンドラ・ホテルがそのあとに建てられた。(Van Horne's Road, by Lavallee, 1974)
1908年地図
メイン街とアレキサンドラ・ホテル(絵葉書