ウィニペグ Winnipeg,MB
ユニオン(CN)駅
Union Station
ウィニペグ・ユニオン駅(1995年訪問) プラットフォームの一部は鉄道博物館になっており、1878年にCPのPembin支線の建設に活躍した 蒸気機関車"Counteess of Dufferin"などが展示されいる。 左:1922年Baedeker より 下:絵葉書
Melville(GTP)
カナディアン・ノーザン鉄道(Canadian Northern Railway) は、ポート・アーサーを起点として建設され、1901年12月30日にウィニペグまでの路線を開通させた。その後、西に路線を伸ばし、1905年にはエドモントン(Edmonton)、ロッキーを越えて1912年にバンクーバー(Vancouver)までの路線を開通させている。モントリオールから西へ伸びてきた路線も1915年にはつながり、大陸横断路線となったが、経営難に直面し、1919年、国有化され、カナダ国鉄の路線なった。
グランド・トランク・パシフィック鉄道(Grand Trank Pacific Railway) は、フォート・ウィリアムを起点として、ウィニペグ、エドモントンを経て太平洋岸のプリンス・ルパート(Prince Rupert)までの結ぶ鉄道で、1905年に建設を開始し1913年までに開通した。ウィニペグ以東はナショナル・トランスコンチネンタルが路線を建設し、グランド・トランク鉄道によって一体経営が行われていた。
ウィニペグの街では、メイン街・ウォーター街に行き止まり式の駅がノーザンパシフィック・マニトバ鉄道からCNoRに引き継がれて使用されていたが、CNoR, GTP, NTRの3社合同での新駅が計画され、1911年に完成した。ウィニペグ・ユニオン駅となり、セントポールからのグレートノーザン鉄道の列車とノーザンパシフィック鉄道の列車も当駅に発着していた。1978年にVIAの運営になった旅客列車は当駅に発着している。