ユニオン駅  Seattle Union Station (上：1995年撮影　右:絵葉書）

1910年、オレゴン鉄道海運(Oregon Railroad & Navigation Company)の手によってこの駅は造られ、その当時はオレゴンワシントン駅(Oregon Washington Station)と呼ばれていた。この駅はユニオンパシフィック(Union Pacific) 鉄道とサザンパシフィック(Southern Pacific)鉄道とミルウォーキー(Chicago, Milwaukee, St.Paul & Pacific)鉄道が利用していた。

ユニオンパシフィック鉄道(Union Pacific Railroad)はポートランド(Portland,OR)、オレゴン短絡線(Oregon Short Line)経由でシカゴ方面連絡列車を運転し、サザンパシフィック鉄道はシャスタルート(Shasta Route)経由でサンフランシスコ(San Francisco,CA)方面の列車を運転していた。ミルウォーキー鉄道は第３の北部大陸横断鉄道として1909年にシアトルに到達し、シカゴへ列車を運転していた。

地図：1968年写真測量　24,000:1 地形図

時刻表：上 ミルウォーキー鉄道 1924年　列車はタコマ始発で、シアトルで方向転換していた。下：GN（Great Northern RR) 1936年、シアトル ‐ ポートランド間は GN, NP(Northern Pacific RR), オレゴン鉄道海運(Oregon Railroad & Navigation) の共同運行で、ポートランドから南へサンフランシスコ方面に SP(Southern Pacific RR) に乗り入れていた。