上:1914年に完成した駅舎と海陸設備、ノースバンクーバーへの渡船 中左:1928年の桟橋の地図 中右:バンクーバー桟橋の カナパシ汽船太平洋線 エムプレス・オブ・インディア 下左:バンクーバー桟橋のアラスカ行きクルーズ客船 (1995年撮影)下: 1910年 太平洋航路汽船予定表
<バンクーバーの海陸連絡>
大英帝国の威信をかけたカナダ横断鉄道、そして太平洋横断航路との接続点は 1886年7月、ポート・ムーディーに開かれ、翌1887年5月には鉄道はバンクーバーまで延長された。
1898年にレンガ造り駅舎が完成し、その構内に太平洋航路の汽船の桟橋が整備された。また上の絵葉書には、当時の汽船、エムプレス・オブ・インディアがこの桟橋で出航準備をしている。1914年には現有の駅舎建物が完成し置き換えられた。第二次世界大戦後は太平洋横断航路は復活しなかったが、現在もアラスカクルーズの旅客船が発着している。