Union Station, Spokane, WA
スポケーン ユニオン駅
上:スポーケン・ユニオン駅(絵葉書)
下:UP system map 1924年 ミルウォーキー鉄道のPlummer から Marengo、そしてAyer Jc. までの延長線が描かれている。
<ユニオン駅 Union Station>
ポートランドからの路線を東に向けて伸ばしていた、オレゴン鉄道海運(Oregon RR &Navigation) は、西に向かって路線を伸ばしていたノーザンパシフィック(Northern Pacific RR)と、1883年にワルーラ(Wallula)において接続された。列車はこのルート使ってミネソタ州ドゥルース(Duluth, MN)からワシントン州のタコマ(Tacoma, WA) へ直通し、最初の北部横断鉄道となった。その後、ノーザンパシフィックは自社の路線を1887年にタコマまで延長、オレゴン鉄道海運は1889年にスポケーンまで延長されて、ユニオンパシフィック系列に入った。1909年には最後に開通した大陸横断鉄道となったウォーキー鉄道(Chicago, Milwaukee, St.Paul & Pacific)が全通、しかし、路線はスポケーンを通らないルートであったため、1914年にユニオンパシフィックと共同でプルマー(Plummer,ID)-スポケーン(Spokane,WA)-マレンゴ(Marengo,WA)間の路線が建設建設され、それに合わせて、スポーケン市街部の高架線路とユニオン駅が開設された。ユニオンパシフィックはマレンゴから先へエイヤー接続駅(Ayer Jct)までの路線も建設して自社の既設線と接続、よりダイレクトなルートを持ったユニオンパシフィックは従来のワラワラ(Walla Walla,WA)経由に変わって、マレンゴ、ワルーラ(Wallula,WA)、経由でポートランドに至る路線を本線とした。従来のOR&N駅を利用したいたユニオンパシフィックとスポケーン国際鉄道は、この時、ユニオン駅に移った。
1971年のアムトラック移管で旅客列車の発着がなくなった GN駅とユニオン駅は、エキスポ’74の再開発にあわせて、線路と駅は取り壊されてしまった。