Northern Pacific Railway
North Coast Limited
ノーザンパシフィック鉄道 ノースコースト急行
Fargo
左:ノースコースト急行(絵葉書、重量級時代、流線型時代) 上:1959年時刻表 下:スランバーコーチ(St.Louis博物館にて 1992年)
ノーザンパシフィック鉄道は北部大陸横断鉄道の中で最も古い歴史を有するとともに、最古の歴史を持つ列車を運行していた。その列車は1900年に運行を開始した「ノースコースト急行(North
Coast Limited)」である。この列車は開放型展望車を連結し、車内には個人用浴室や理容室、ソーダファウンテン、電気ラジオを備えた豪華設備を誇る列車であった。1911年にはこの列車はノーザンパシフィックの起点であるセントポール(St.Paul,MN)から、シカゴ(Chicago,IL)に延長されて、シカゴノースウエスタン鉄道(Chicago
& Northwestern)の路線をミルウォーキー(Milwaukee,WI)経由でシカゴに乗り入れたが、1918年にはバーリントン鉄道(Chicago, Burlington
& Quincy)経由に変更された。第二次大戦後、列車は流線型編成になって、グリーンを基調とする編成カラーができ上がった。
ノースコースト急行は1970年のバーリントンノーザン鉄道設立(ノーザンパシフィック鉄道、グレートノーザン鉄道、バーリントン鉄道、スポーケン鉄道の合併)後も生き残ったが、1971年のアムトラックの設立で消滅した
1936年路線図